エンディングノート
すぐ始められる整理術④
保有財産の整理
保有財産のリストを作る人が増えています。
よく聞くのは親をみとったときに十分な引き継ぎがなく、預貯金や株式、保険契約の洗い出しに苦労した経験です。
「子どもに迷惑をかけたくない」という思いから進んで財産を整理する人が多くなってきました。
リタイアして時間の余裕ができた頃に始める人もいます。
いったんリストを作っておけば、相続に備えて遺言を書く際にも役に立ちます。
何も聞かされていない家族が親の死後に、株や保険などの在りかを見つけるのは大変な作業になります。
こんなことを避けるためにも、紙1枚の簡単な形式でもよいので書いておくことが大切です。
問い合わせ先が判るだけでも、その後の手間が大きく違ってきます。
市販されているエンディングノートを活用することで比較的簡単に書けると思います。
たいていは保有する不動産や金融資産の状況を書き込むページがありますので、場所と面積、名義について、自宅だけでなく投資用もあれば記入します。預貯金は銀行・支店名、口座番号など、株式は銘柄名や株数、証券会社・支店名などを書きます。
生命保険やクレジットカードのほか、借入金もあれば加えてください。
インターネット取引の銀行口座も忘れずに名称や口座番号を記録しておきます。
リストで大事なのは記入日を書いて定期的に更新することです。
そして家族や信頼できる人にその存在や保管場所を知らせておくことが重要です。※エンディングノート弊社提供
JOURNAL