その他のお話
父の想いを受けとめれなくて。。
智子さん(仮称)の父親は肺がんでした。
癌が発見された時はステージ4で
担当医師からは6ヶ月の余命宣告をされました。
智子さんの父親と母親は別居をしていて、
道子さんは母親と一緒に暮らしていました。
父親は、別居している家族に迷惑をかけられないという思いから、
火葬だけの葬式と遺骨は海洋散骨にすることを望んでました。
智子さんは本当にそれでいいのか話し合おうと思いましたが、
うまく話せないで時間が過ぎるばかりでした。
そんな時、父親が急に倒れて入院、
あっという間に亡くなってしまいました。
父親が望んでいた火葬だけの葬式は寂しいので、
お経くらいはあげて供養したいということになりました。
本来、火葬だけの葬式にお経は上げられないのですが、
智子さんの「このままでは一生後悔する」という言葉で、
急遽お坊さんを手配し遺骨にお経をあげていただきました。
今回は智子さんが一生後悔することにはなりませんでしたが、
それでも「もっと何かできなかったのか」
「もっと話を聞いておけば良かった」と思うものです。
お葬式は一生に一度
送る方も
送られる方も
後悔しないように話あうことが大切です。
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