終活の話
平均寿命と健康寿命
下図は令和2年版厚生労働白書の平均寿命と健康寿命の推移です。
平均寿命とは、0歳時点で何歳まで生きられるかを統計から予測した「平均余命」のことです。
わかりやすくいえば、特定の人が生きられるおおよその年齢となります。
また健康寿命とは、自分のことは自分でできて元気に過ごすことできる年齢のことです。
厚生労働省のデータによると、近年、平均寿命と健康寿命の差が拡がってきています。
平成28年の女性の平均寿命が87・14歳に対して、健康寿命は74・79歳で、その差は12・35年でした。
つまり、統計的には、健康でない状態になってから約13年後に亡くなるということです。
また65歳以上が介護状態になる原因として、①認知症②脳卒中などの脳血管疾患③高齢による衰弱④骨折、店頭などの関節疾患となっています。
75歳の女性が「まだまだ元気」と思っていても、76歳になると介護を受けている年齢に突入することになります。
平均寿命と健康寿命の間の年齢をどのように過ごすかが大切になります。
今から終活しないと手遅れになるかも知れません。
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